GET通信・POST通信とは?2つの違いと通信の構造を解説します!

【 2025/05/28 00:00 更新 】
目次

    GET・POST通信とは?

    GET通信のイメージ
    POST通信のイメージ

    GET通信・POST通信は、インターネット上でデータを送受信するための通信方法一種です。

    もう少し詳しく言うと、HTTP・HTTPS通信で使われるHTTPメソッドの一種です。

    【 GET通信とPOST通信の大きな違い 】

    GET通信
    • 送信するデータはURL上(URLパラメータ)に付加
    • 主にリンクでページ遷移したりデータを取得するときに使う。
    • ブラウザの履歴に残る
    POST通信
    • 送信するデータはリクエストボディに格納する。
    • 主にフォーム送信や機密性の高いデータを送信するときに使う。
    • ブラウザの履歴に残らない
    HTTP・HTTPSとは

    HTTP・HTTPSは、通信のルールや手順である通信プロトコルの一種です。

    ※HTTPは"HyperText Transfer Protocol"の略で、HTTPSは"HTTP Secure"は略。


    【 HTTPとHTTPSの大きな違い 】

    HTTP
    • URLは"http://"から始まる。
    • 通信するときデータは暗号化しない
    HTTPS
    • URLは"https://"から始まる。
    • 通信するときデータを暗号化する
    HTTPメソッドとは

    HTTPメソッドは、HTTP・HTTPS通信のときに使う通信方法です。
    GET・POSTなど色々な種類があります
    同じHTTP/HTTPS通信でも、HTTPメソッドによって通信方法をさらに細かく分けられます。


    【 HTTPメソッドの色々な種類 】

    • POST:データを送信用
    • GET:データの取得用
    • PUT:既存データの更新用
    • DELETE:データ削除用
    • PATCH:一部のデータを更新用

    他にも種類があります。

    URLのパラメータとは

    URLのパラメータとは、URL上に表記させた送信データのことをいいます。

    URLの末尾に「?キー=値&キー=値&キー=値&...」という書き方で表記します。

    ※"キー"・"値"については任意の値が入り、"..."は繰り返すと言う意味です。

    URLパラメータのイメージ
    リクエストボディとは

    リクエストボディは、サーバーへ送信するデータのこと。

    POST通信では、リクエストボディに送信するデータを含めます。

    POST通信のイメージ

    GET・POST通信の流れや構造|リクエストとレスポンス

    リクエスト・レスポンスとは?

    リクエストとレスポンスのイメージ

    インターネット上での通信は、基本的にアクセスをお願いする"リクエスト"と応答する"レスポンス"によって成り立ちます。

    このリクエスト・レスポンスによる通信はhttp・https通信に限らず、様々な通信プロトコルで使われています。

    HTTP・HTTPSとは

    HTTP・HTTPSは、通信のルールや手順である通信プロトコルの一種です。

    ※HTTPは"HyperText Transfer Protocol"の略で、HTTPSは"HTTP Secure"は略。


    【 HTTPとHTTPSの大きな違い 】

    HTTP
    • URLは"http://"から始まる。
    • 通信するときデータは暗号化しない
    HTTPS
    • URLは"https://"から始まる。
    • 通信するときデータを暗号化する
    通信プロトコルとは

    通信プロトコルは、通信のルールや手順のことです。

    HTTP・HTTPS・FTP・SMTP・POP・IMAPなど様々な通信プロトコルが存在します。

    GET通信のリクエスト・レスポンス

    GET通信のリクエストとレスポンスのイメージ

    【 GET通信のリクエストの構造 】

    GET通信のリクエストのイメージ

    構造:リクエストライン・HTTPヘッダー

    〜 リクエストライン 〜

    リクエストライン:HTTPメソッドパス・通信の種類とバージョン

    • HTTPメソッド:HTTPメソッドの中のどの通信か。GETとなる。
    • パス:目的ファイルの場所。XXXX://〇〇.〇〇/△△△の"△△△"の部分。

    〜 HTTPヘッダー 〜

    リクエストで必要な情報が入る。通信プロトコル・ドメイン・ホスト情報など。

    HTTPメソッドとは

    HTTPメソッドは、HTTP・HTTPS通信のときに使う通信方法です。
    GET・POSTなど色々な種類があります
    同じHTTP/HTTPS通信でも、HTTPメソッドによって通信方法をさらに細かく分けられます。


    【 HTTPメソッドの色々な種類 】

    • POST:データを送信用
    • GET:データの取得用
    • PUT:既存データの更新用
    • DELETE:データ削除用
    • PATCH:一部のデータを更新用

    他にも種類があります。

    パスとは

    ファイルやディレクトリ(フォルダー)がある場所のことです。
    【パスの基本に関する記事】
    パス・ディレクトリとは?開発で必須なパスの基本知識と読み方を解説! | こじはなNote

    【 GET通信のレスポンスの構造 】

    GET通信のレスポンスのイメージ

    構造:レスポンスライン・HTTPヘッダー・レスポンスボディ

    〜 レスポンスライン 〜

    レスポンスライン:HTTPステータスコード・通信の種類とバージョン

    • HTTPステータスコード:通信先サーバーでの処理結果。成功の"200"、目的ファイルが見つからない"404"など様々なコードが存在。

    〜 HTTPヘッダー 〜

    レスポンスに必要な情報が入る。データのタイプやデータの長さ、サーバー情報など。


    〜 レスポンスボディ 〜

    端末側で受信するデータ。GETではHTMLデータが入る。

    POST通信のリクエスト・レスポンス

    POST通信のリクエストとレスポンスのイメージ

    【 POST通信のリクエストの構造 】

    POST通信のリクエストのイメージ

    構造:リクエストライン・HTTPヘッダー・リクエストボディ

    〜 リクエストライン 〜

    リクエストライン:HTTPメソッドパス・通信の種類とバージョン

    • HTTPメソッド:HTTPメソッドの中のどの通信か。POSTとなる。
    • パス:目的ファイルの場所。XXXX://〇〇.〇〇/△△△の"△△△"の部分。

    〜 HTTPヘッダー 〜

    リクエストで必要な情報が入る。通信プロトコル・ドメイン・ホスト情報など。


    〜 リクエストボディ 〜

    送信するデータ本体。フォームの入力内容など。URLパラメータと同様の表記。

    HTTPメソッドとは

    HTTPメソッドは、HTTP・HTTPS通信のときに使う通信方法です。
    GET・POSTなど色々な種類があります
    同じHTTP/HTTPS通信でも、HTTPメソッドによって通信方法をさらに細かく分けられます。


    【 HTTPメソッドの色々な種類 】

    • POST:データを送信用
    • GET:データの取得用
    • PUT:既存データの更新用
    • DELETE:データ削除用
    • PATCH:一部のデータを更新用

    他にも種類があります。

    パスとは

    ファイルやディレクトリ(フォルダー)がある場所のことです。
    【パスの基本に関する記事】
    パス・ディレクトリとは?開発で必須なパスの基本知識と読み方を解説! | こじはなNote

    URLのパラメータとは

    URLのパラメータとは、URL上に表記させた送信データのことをいいます。

    URLの末尾に「?キー=値&キー=値&キー=値&...」という書き方で表記します。

    ※"キー"・"値"については任意の値が入り、"..."は繰り返すと言う意味です。

    URLパラメータのイメージ

    【 POST通信のレスポンスの構造 】

    POST通信のレスポンスのイメージ

    構造:レスポンスライン・HTTPヘッダー・レスポンスボディ

    〜 レスポンスライン 〜

    レスポンスライン:HTTPステータスコード・通信の種類とバージョン

    • HTTPステータスコード:通信先サーバーでの処理結果。成功の"200"、目的ファイルが見つからない"404"など様々なコードが存在。

    〜 HTTPヘッダー 〜

    レスポンスに必要な情報が入る。データのタイプやデータの長さ、サーバー情報など。


    〜 レスポンスボディ 〜

    端末側で受信するデータ。POST通信ではJSONデータが多い。画面遷移する場合はHTMLデータも入る。

    JSONとは

    JSONとは、データの送受信に使われるデータフォーマット(データの表記ルール)の一種です。

    キーと値の組み合わせで表記します。


    【 JSONデータの例 】

    【 JSON 】

    まとめ

    • GET通信・POST通信は、インターネット上でデータを送受信するための通信方法一種。厳密には、HTTP・HTTPS通信で使われるHTTPメソッドの一種
    • GET通信:「送信するデータはURL上(URLパラメータ)に付加」・「主にデータを取得するときに使う」・「ブラウザの履歴に残る
    • POST通信:「送信するデータはリクエストボディに格納」・「主にデータを送信するときに使う」・「ブラウザの履歴に残らない
    • インターネット上での通信は、基本的にアクセスをお願いする"リクエスト"と応答する"レスポンス"によって成り立つ。
    • GET通信のリクエストの構造:「リクエストライン・HTTPヘッダー」。
    • GET通信のリクエストラインは、「HTTPメソッド・パス・通信の種類とバージョン」で構成されている。
    • GET通信のレスポンスの構造:「レスポンスライン・HTTPヘッダー・レスポンスボディ」。
    • GET通信のレスポンスラインは、「HTTPステータスコード・通信の種類とバージョン」で構成されている。
    • POST通信のリクエストの構造:「リクエストライン・HTTPヘッダー・リクエストボディ」。
    • POST通信のリクエストラインは、「HTTPメソッド・パス・通信の種類とバージョン」で構成されている。
    • POST通信のレスポンスの構造:「レスポンスライン・HTTPヘッダー・レスポンスボディ」。
    • POST通信のレスポンスラインは、「HTTPステータスコード・通信の種類とバージョン」で構成されている。
    【 2025/05/28 00:00 更新 】